基盤スプレー
パソコン内部の掃除に使うスプレー
パソコン内部を掃除する場合、一般的なエアースプレーだけでは落とせない汚れがあります。
市販されているエアダスターは、基本的にはホコリを吹き飛ばすためのものです。
ファン、ヒートシンク、キーボード、ケース内部のホコリ除去には便利ですが、たばこのヤニ、油汚れ、接点の酸化や接触不良を直すものではありません。
そのため、汚れの種類に応じてスプレーを使い分ける必要があります。
1.ホコリを飛ばす場合
ホコリを飛ばすだけなら、エアダスターや電動エアダスターを使います。
ファン、ヒートシンク、電源まわり、ケース内部のホコリ除去にはこれで十分です。
ただし、ファンに強い風を当てると高速回転して故障の原因になることがあります。
掃除するときは、ファンを指や綿棒などで軽く固定してから風を当てた方が安全です。
2.基板や電子部品の汚れを落とす場合
たばこのヤニ、油汚れ、ホコリが固まった汚れなどを落としたい場合は、電子機器用クリーナーや接点洗浄剤を使います。
代表的なものとしては、KUREのエレクトロニッククリーナー、クイックドライクリーナー、サンハヤトのニューリレークリーナーなどがあります。
これらはプリント基板、センサー、コネクター、接点部などの洗浄に使えるタイプのクリーナーです。
ただし、パソコンの基板に使う場合は、必ず電源を切り、コンセントを抜き、バッテリーを外せる機種なら外してから作業します。
また、完全に乾燥するまでは絶対に通電しないようにします。
3.接触不良を改善したい場合
メモリ端子、拡張カード端子、USB端子、スイッチ、コネクターなどの接触不良には、接点復活剤を使う場合があります。
代表的なものとしては、KUREの接点復活スプレー、コンタクトスプレー、AZの接点復活剤、サンハヤトの接点復活剤などがあります。
ただし、接点復活剤は基板全体に吹きかけるものではありません。
接点や端子部分に少量だけ使うものです。
吹きすぎると油分が残り、かえってホコリを呼び込むことがあります。
4.使わない方がよいスプレー
パソコンの基板には、通常のパーツクリーナー、ブレーキクリーナー、潤滑スプレー、シリコンスプレー、防錆スプレーなどは基本的に使わない方が安全です。
これらは金属部品や自動車部品向けのものが多く、樹脂部品、ケーブル、コネクター、フィルムケーブル、ゴム部品などを傷める可能性があります。
また、潤滑剤や油分が残るタイプのスプレーを基板全体に使うと、ホコリが付きやすくなったり、接触不良の原因になることがあります。
まとめ
パソコン内部の掃除では、スプレーを目的別に使い分けることが大切です。
ホコリを飛ばすだけならエアダスター。
ヤニや油汚れを落とすなら電子機器用クリーナー。
接触不良を改善したいなら接点復活剤。
この3つは似ているようで、役割が違います。
特に接点復活剤は便利ですが、基板全体に吹きかけるものではありません。
必要な部分に少量だけ使うのが基本です。
パソコン内部を洗浄する場合は、必ず電源を切り、完全に乾燥してから通電するようにしましょう。
