Windows7 のHome PremiumとProfessionalの違い

 

Windows 7 Home Premium と Professional の違い

Windows 7にはいくつかのエディションがありますが、一般家庭向けとして多く使われていたのが Home Premium、業務用として使われることが多かったのが Professional です。

見た目や基本的な操作はほとんど同じですが、実は業務用途や古いソフトを使う場合には、Professionalの方が便利な機能を備えています。

1.メモリー容量の違い

Windows 7 Home Premium 64bit版では、使用できるメモリー容量は最大 16GB までです。

一方、Windows 7 Professional 64bit版では、最大 192GB まで対応しています。

ただし、これは64bit版の場合です。
32bit版の場合は、Home PremiumでもProfessionalでも、基本的に使用できるメモリーは最大4GB程度までとなります。

家庭用のパソコンであれば16GBでも十分な場合が多いですが、業務用や高性能な作業用パソコンとして使う場合は、Professionalの方が余裕があります。

2.暗号化機能の違い

Windows 7 Professionalでは、EFSという暗号化機能を使うことができます。

これは、ファイルやフォルダーを暗号化して、他のユーザーから簡単に見られないようにする機能です。

ただし、暗号化の設定や証明書の管理を間違えると、自分自身でもファイルを開けなくなる場合があります。
便利な反面、初心者には少し注意が必要な機能です。

なお、Home Premiumでも別途暗号化ソフトを入れれば、似たようなことはできます。
そのため、この機能だけを理由にProfessionalを選ぶ必要はあまりないかもしれません。

3.Windows XPモード

Windows 7 Professionalでは、Windows XP Modeを使うことができます。

これは、Windows 7上で仮想的にWindows XPを動かし、古いXP用ソフトを実行できるようにする機能です。

古い業務ソフトや、XP時代のアプリケーションを使い続けたい場合には、Professionalを選ぶ理由になります。

ただし、注意点もあります。
XP Modeを使えば必ず古いソフトが動く、という保証はありません。

特に、古いプリンター、スキャナー、USB機器、特殊な業務ソフト、ドングル認証などを使う場合は、実際に試してみないと分からないことがあります。

「動く可能性がある」くらいに考えておいた方が安全です。

4.ドメイン参加

Professionalでは、会社や事務所のネットワークで使われるドメインに参加することができます。

これは、Active Directoryなどでパソコンを一括管理するような環境で必要になる機能です。

Home Premiumではドメイン参加ができません。

そのため、会社、病院、事務所、学校などで使うパソコンの場合は、Professionalが選ばれることが多くなります。

家庭用ならあまり関係ありませんが、業務用ではかなり重要な違いです。

5.リモートデスクトップの違い

Windows 7 Professionalでは、リモートデスクトップの接続先、つまり「外部から接続される側」として使うことができます。

Home Premiumでも、他のパソコンへ接続する側としては使えます。
しかし、Home Premiumのパソコンに外部からリモートデスクトップで接続することは基本的にできません。

パソコンの遠隔保守や、事務所のパソコンを外から操作したい場合には、Professionalの方が便利です。

6.ネットワークバックアップ

Windows 7 Professionalでは、ネットワーク上の保存先へバックアップを取る機能が使えます。

たとえば、NASやサーバーにバックアップを保存したい場合には、Professionalの方が向いています。

家庭内で外付けHDDにバックアップする程度ならHome Premiumでも問題ありませんが、事務所などで複数台のパソコンを管理する場合は、Professionalの方が扱いやすいです。

7.プレゼンテーションモード

Professionalには、プレゼンテーションモードという機能もあります。

これは、プロジェクターなどに接続して人前で画面を見せるときに、壁紙、スクリーンセーバー、通知、省電力設定などを一時的に変更できる機能です。

個人的な壁紙やスクリーンセーバーを見られたくない場合などに使えます。

ただし、一般的な家庭利用ではそれほど使う場面は多くないでしょう。

8.サポート期間

Windows 7のサポートは、Home Premium、Professionalともに、基本的には 2020年1月14日 に終了しています。

現在はすでにサポートが終了しているため、インターネットに接続して使い続けるのは危険です。

どうしても古いソフトや機器の都合でWindows 7を使う場合は、できるだけインターネットから切り離し、限定的な用途で使う方が安全です。

まとめ

Windows 7 Home PremiumとProfessionalは、普通に使うだけなら大きな違いを感じにくいかもしれません。

しかし、業務用として使う場合は、Professionalの方が便利な機能を多く備えています。

特に重要なのは、次のような機能です。

  • メモリー上限が大きい
  • Windows XP Modeが使える
  • ドメイン参加ができる
  • リモートデスクトップの接続先になれる
  • ネットワークバックアップに対応している
  • EFSによる暗号化が使える

家庭用として使うだけならHome Premiumでも十分でしたが、会社や事務所、古い業務ソフトを使う環境では、Professionalを選ぶ価値がありました。

ただし、現在ではWindows 7自体のサポートが終了しています。
中古パソコンや古いパソコンを扱う場合でも、通常利用にはWindows 10やWindows 11への移行を考えた方が安全です。